筆者は一時期4つの動画配信サービス(HuluやU-NEXTなど)にサブスク登録していたのだけど、徐々に視聴メインがYouTubeへとスライドし、いつのまにかサブスク配信をまったく観なくなった。

観ていないのに月額料金だけを払い続けていた。たぶん数年分ぐらい安からぬサブスク代をドブに捨てたと思う。

今はAmazonプライムとNetflixの2つに絞ったものの、相変わらずほぼ何も観ていないので、懲りずに無駄払いを続けていることになる。ただ、話題作を見たい気持ちだけは人並みにある(でも観ない)。あ、アマプラに関しては無料配送の恩恵のみ受けている。

観たいのに観ない謎の行動心理はいったん置いといて、今回はこの無駄払いが実際どの程度の損失なのかを可視化してみたい。損失の規模感が分かれば、解約への重い腰が上がるかもしれない。

動画配信サービスを観ようとしているイメージ

すっかり忘れていたアマプラ経由のサブスク

まずは主要な動画配信サービス(VOD)の月額利用料金をまとめてみる。

主なサービス月額利用料
(スタンダード相当のプラン)
Amazon Prime Video
公式サイト
600円
Netflix 公式サイト890円
U-NEXT 公式サイト2,189円
Disney+ 公式サイト1,250円
Hulu 公式サイト1,026円
ABEMAプレミアム
公式サイト
680円

なお、筆者が現在進行形で利用登録しているのは、Amazon Prime VideoとNetflix。

プライムビデオはAmazonプライムの会員特典のうちの一つで、筆者の場合は無料配送などの配送特典を頻繁に利用しており、なおかつ年間プラン(5,900円)に登録しているので試算からはひとまず省く。

書いていて思い出したのだけど、そういえばプライムビデオ経由で「NHKオンデマンド」(月額990円)にもサブスク登録していた。ちなみに、あさドラ「虎に翼」を観た後、めっきり利用していない。

ということで、NetflixとNHKオンデマンドの利用料金を合算して損失額を出してみよう。「虎に翼」最終回放送終了後(2024年9月27日)1ヶ月ぐらいはリピート再生していたかと思うので、いったん2024年11月から現在(2026年6月)までを対象期間としてみる。

なお、ネトフリはもっと前から放置しているが(「地面師たち」も観てないし)、もはやいつから放置しているか分からないので、NHKオンデマンドと期間を合わせる。

  • Netflix: 890円/月
  • NHKオンデマンド: 990円/月
  • 対象期間: 2024年11月〜2026年6月=20ヶ月
  • 損失額: Netflix 17,800円 + NHKオンデマンド19,800円合計37,600円

現在までの損失額は、ざっと37,600円(!)。次に、この規模感を可視化してみよう。

動画配信サービスのサブスク料金を無駄払いしていたイメージ

今頃、沖縄旅行の計画を立てていたかもしれない

ドブに捨てた約37,000円で、何が買えて、何ができるかを考えてみる。

土曜日に家族3人で、帝国ホテルのビュッフェレストランのランチを食べる
帝国ホテル「インペリアルバイキング サール」

「インペリアルバイキング サール」土日祝ランチの代金: 大人14,000円 × 2人 + 子ども (4~12歳)8,000円 = 36,000円

予算ちょい足しで、シンプル機能のルンバを買う iRobot公式「Roomba 105 Combo ロボット」

ルンバ(Roomba 105 Combo ロボット)の定価: 39,400円

200円=2マイルのショッピングマイルが貯まるANAワイドゴールドカードの年会費2年分超
ANAカード公式

ANAワイドゴールドカードの年会費: 15,400円 × 2年 = 30,800円

週末にちょうどいい時間帯のLCC便で韓国に行く 「Skyscanner」トップページ

ZIPAIR 成田ー仁川 9月の往復・エコノミークラス 航空券(目安): 36,132円

オフシーズンの沖縄でまったり沖縄グルメを楽しむ 「HIS」沖縄ツアーページ

HIS 羽田発 12月の沖縄3日間 ツアー代金(目安): 36,600円

ユーキャンの「簿記3級講座」を一括払いで申し込む 「ユーキャン」簿記3級ページ

ユーキャン「簿記3級講座」の費用: 一括払い39,000円(分割払いは3,300円 × 12ヶ月分)

「Nintendo Switch Online+追加パック」に加入し、Nintendo64などの名作ゲームを4年間遊び尽くす
「Nintendo Switch Online」サポートページ

「Nintendo Switch Online+追加パック」ファミリープラン利用券: 8,900円/年 × 4年 = 35,600円

すみません。旅行やゲームが好きなので、やや偏ったサンプルになった。だけど、この時点で筆者は十分にしょんぼりしている。

今頃、沖縄旅行の計画を立てていたかもしれない。通信講座で資格の一つでも取得していたかもしれない。ペニンシュラホテルの10,000円のアフタヌーンティーなら、少なくとも3回は行けるはずだった。逃がした魚は思いのほか大きい。

沖縄旅行のイメージ

約15人に1人は「ほぼ観ていない」サブスクを1個抱えている

ところで、みなさんは動画配信サブスクに登録しているだろうか。

公正取引委員会が、動画配信サービスの利用実態を調査*)している。利用者4,000人に向けたアンケート調査だから実際の登録総数とは異なるが、サンプル数が一定規模あるので、傾向は大きくズレないだろうと思う。

公正取引委員会「コネクテッドTV及び動画配信サービス等に関する実態調査報告書」別紙、2024年3月

主なサービス利用数利用者の割合「月1回未満」利用の割合
Amazon Prime Video1,51966.4%9.9%(151)
Netflix69930.6%5.9%(41)
U-NEXT23610.3%4.7%(11)
Disney+25311.1%7.5%(19)
Hulu2209.6%9.5%(21)
ABEMAプレミアム1526.6%9.2%(14)
(複数回答)

資料によれば、設問(複数回答)の回答者が2,287人、うち66.4%がAmazon Prime Videoを利用している。さらにそのうち151人(9.9%)が、サービスを「月1回未満」しか利用していないようだ。これは、単純計算して回答者全体の6.6%にあたる。

151人 ÷ 2,287人 = 6.6%

100 ÷ 6.6 = 約15.2

回答者全体の少なくとも約15.2人に1人が、アマプラを「月1回未満」しか利用していない(データが複数回答なので、あくまでも「少なくとも」の話)

回答者数2,287人に対して回答数が合計4,396あるので、平均して1人1個以上のサービスに登録していると考えられる。

つまり、動画配信サブスク契約者の少なくとも15人に1人が、「ほぼ観ていない」サブスクを1個程度抱えている、という大雑把な推論はある程度成り立つのじゃないか。

ちなみに、「直近3ヶ月以内に解約したサービスはあるか」という設問に対し、「解約したものはない」と答えた割合が82.3%。ほとんどの人が3ヶ月以上はサブスクを継続している。もしかすると先ほどの15人に1人に該当する人も、3ヶ月ぐらい無駄払いを続けている可能性はないだろうか。

利用料最安クラスのアマプラ600円でも3ヶ月で1,800円になる。「キルフェボン」のフルーツタルトも食べれちゃう。観ていないサブスクがないかどうか、改めて確認してみるのはどうだろう。筆者はひとまずNHKオンデマンドを解約しようと思う。

記事内の情報・料金は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。
試算はあくまで一例です。